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防衛装備移転三原則とは
防衛装備移転三原則とは、2014年4月に閣議決定された防衛装備品の海外移転(輸出)に関する基本原則です。それまでの「武器輸出三原則」(事実上の全面禁輸)を抜本改定し、条件を満たせば防衛装備品の海外移転を認める方向に転換しました。
旧・武器輸出三原則との違い
| 項目 | 武器輸出三原則(旧) | 防衛装備移転三原則(新) |
|---|---|---|
| 基本方針 | 原則禁輸 | 条件付き移転可 |
| 対象 | 共産圏・紛争当事国・国連禁輸国へ禁止 | 平和貢献・国際協力に資する場合は可 |
| 目的外使用 | 規定なし | 移転先の同意なしに第三国移転・目的外使用禁止 |
移転できる3つの条件
- ①移転が禁止される場合(紛争当事国等)に該当しないこと
- ②平和貢献・国際協力の積極的な推進に資すること、または日本の安全保障に資すること
- ③目的外使用・第三国移転について適切な管理が確保されること
主な移転実績と2024年の改定
フィリピンへの警戒管制レーダー、インドネシアへの警戒管制装置、英国・イタリアとの次期戦闘機(GCAP)の第三国輸出解禁(2024年)などが実績として挙げられます。ウクライナへの防弾チョッキ・ヘルメット提供も三原則に基づいて実施されました。
まとめ
防衛装備移転三原則は、日本の防衛産業の国際競争力強化と同盟・友好国との安全保障協力深化を両立させるための枠組みです。今後の運用拡大が注目されています。
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