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北朝鮮の核・ミサイル能力の現状
北朝鮮は複数回の核実験を実施し、小型化された核弾頭の保有が指摘されています。ミサイル開発も急速に進んでおり、日本全土を射程に収めるノドン・ムスダン(中距離弾道ミサイル)に加え、米本土に到達可能なICBM(大陸間弾道ミサイル)の実用化を目指しています。また、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発も進んでいます。
日本に対する主な脅威
- ノドンミサイル:射程1,300km、日本全土が標的圏内
- 極超音速ミサイル:従来のミサイル防衛では対処困難
- 変則軌道ミサイル:低空飛行で迎撃システムをすり抜ける
- 多数同時発射:迎撃システムを飽和させる戦術
日本の防衛対応
ミサイル防衛(BMD)として、イージス艦によるSM-3迎撃(上層)とPAC-3による終末段階迎撃(下層)の2段構えで対処しています。さらに2022年の防衛三文書では「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有が明記され、発射拠点を直接攻撃する手段の整備も進んでいます。
外交・制裁の状況
国連安保理は北朝鮮の核・ミサイル開発に対し複数回の制裁決議を採択しています。しかし中国・ロシアが拒否権を行使するようになり、追加制裁は事実上機能不全に陥っています。日本は独自制裁を維持しつつ、拉致問題の解決も求めています。
まとめ
北朝鮮の核・ミサイル問題は日本にとって「現実の脅威」です。ミサイル防衛の強化と反撃能力の整備を進めながら、外交的解決の可能性を探ることが日本の基本方針となっています。
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